親はドリームキラー

以前も何度かドリームキラーについては書きましたが
ドリームキラーとは、ゴールを阻もうとする存在のことです。

このドリームキラーは、色々なところに潜んでいます。
ドリームキラだと明らかにわかる場合もあれば
気がつかずに知らぬ間に妨害されている場合もあります。

実は、一番身近にドリームキラーになりやすい関係があります。
それは親子の関係です。

親は、子どものゴールを諦めさせることが多いのです。
多分、どこの親でも思い当たる場面はあると思います。

こどもがあれしたい!これしたい!と言っても
お金がないから、時間がないから、危ないから
と諦めさせた経験は、誰しも一度や二度ではないでしょう。

もちろん、子どもの欲求をすべて叶えるのは
現実的に不可能です。

また、きちんと設定されたゴールではなく
日常生活でのささいなwant toであれば
ドリームキラーとまでは言わなくていいかもしれません。

では、こんな場合はどうでしょうか。
子供は学校でトップクラスの成績の高校生です。

東大も十分に狙える優等生レベルです。
しかし、そんな彼が、進学はせず働きたいと言ったらどうでしょう。

おそらく、多くの親は止めるでしょう。
なぜならそんなに成績がいいのにもったいないからです。

一時的な感情に流されて、将来後悔して欲しくない
という親心は十分に理解できます。

ですが、コーチング的にはこれこそがドリームキラーなのです。
実は、ドリームキラーには2つのタイプがあります。

ひとつは、相手を貶めようとするタイプ。
もうひとつは、相手の為を思ってそうしてしまうタイプ。

前者は分かりやすいですが問題は後者です。
特に、親や先生など信頼関係にある人なので厄介です。

子供には苦労してほしくない、幸せになって欲しい
そういう親心が逆にドリームキラーの原因となってしまうんです。

ではどうすればいいのか。

理想論を言えば、子どものwant toを邪魔しないことです。
そしてどんなゴールであろうと全力で応援することです。

そうはいうものの、我が子が将来、無茶苦茶なwant toを言い出した時
果たしてそれを手放しで応援できるか、僕は自身がありません。

多分ほとんどの親は、子どもを愛するがゆえに
我が子のドリームキラーになることは避けられないのではないかと思います。

であるならば、むしろドリームキラーになってしまうことを受け入れて
その上で、子どもに後悔のないように判断すべき決断力を
身につけてもらうような子育てがベターなのかなと思っています。

少し、身内話を。

うちの母は、ガラケーの調子が悪いので
思い切ってスマホにしてみようかなと以前から言っていました。

しかし、使いにくいし、使いみちもないだろうから
高いお金を払ってまで変えなくていいと、僕はずっと反対していました。

それに対し、NHKでやってた簡単スマホ講座みたいな番組を見て
ちゃんと勉強したから大丈夫、と母。

テレビ見たくらいで使えると思ったら大間違いだ
どうせネットなんて使いこなせないから金の無駄だ、と僕。

こんなやり取りが、ここ2年ほど実家に帰るたび続いていました(笑)

僕は僕なりに母の事を考えて反対していました。
決して、悪意があって反対していたわけではありません。

なので、自分は正しいことをしているんだという気分でいました。
しかし、今年の正月、ふと気がついたんです。

これってドリームキラーじゃないか、と。

このように、コーチングを学んでいても気が付かないうちに
ドリームキラーになってしまうものです。

自分はいいことをしているという自負心が
逆にスコトーマになってしまうんです。

相手のことを思えば思うほど
悲しいことに、ドリームキラーになってしまいます。

・・・で、結局どうなったかというと
正月明けにスマホに変えたそうです。

見栄張って高いやつじゃなくて
老人向けの使いやすいやつにすればよかったと
ぼやいていたそうですが(笑)