行事に対するスコトーマ

先日、次男坊の卒園式の話を書きましたが
昨日は、入学式がありました。

次男坊は、おちゃらけ野郎で
お笑い芸人みたいな性格ですが
大舞台では、正反対に
大人しくなります。

僕もそうでしたが
塀の中(コンフォートゾーン)でしか
力を発揮できないタイプですね(笑)

この日も、体育館へ入場する時の
表情をカメラで撮りましたが
たまたまかもしれませんが
今にも泣きそうな顔でした。

まぁ、人生初めての経験なので
誰でも緊張はするとは思いますが
普段とのギャップがすごいので
どうしても笑いのネタになっていまいます。

クラスでは、奇跡的に席の前後が
仲良しの友だちだったので
当面は安心して学校に通えそうです。

ところで、次男坊が初登校だったせいか
気持ち悪いくらいに長男坊が優しくしてました。

普段も仲は良いほうですが
反面、喧嘩も多く
一緒に遊んでいると
頻繁に怒号がとどろきます。

それが、やたら優しく
手取り足取り次男坊を手伝っていました。

別に優しくしたって何ももらえないのに
いつもは意地悪をする長男坊が
こんな行動をとるとは
人間とは本来、優しい生き物なんだなと
思わざるを得ません。

小さい子が、人形のお世話をしたりするのも
本能的な行動なんでしょう。

まぁ、こんな穏やかな日々は
もって今週いっぱいでしょうけどね(笑)



さて、このところ
普段は着ないスーツを着て
立て続けに、式典行事に参加しました。

自分が以前にそういう
仕事をしていたこともあり
こうした節目の行事については
とても重要なものだと
感じていました。

入学式、卒業式
あるいは、運動会や発表会などなど。

こうした行事は一度きりのものなので
何が何でも出席して
大成功で終わらせねばならないと
思っていました。

過去に、年長を担任していた時
ある子が、運動会当日の朝に
ぐずって休もうとしているけど
どうしたらいいか、と
保護者から連絡がありました。

その時僕は、最後の運動会だから
引っ張ってでも連れてきて!
とお母さんに伝えました。

結局、ぐずりながらも来てくれて
運動会をやりきり
ほっと一安心したのですが
今、思いかえすと
引っ張って連れてくる
必要はあったのかなーと思います。

コーチング的に言うと
その子はwant toじゃなかったわけなので
やらなくてもよかった
ということになります。

でも、当時の僕は、こう思っていました。
こんな大事な日に休むなんて
今までの努力が無駄になるし
これからも嫌なことから
逃げるような人に
なってしまうんじゃないか、と。

保育士側から見ると
ここで逃げ出すのはありえない!
という感情になるのもわかります。

ですが、結果的に、その子は持ち直して
運動会をやりきれたからよかったものの
もしかすると、ぐずったまま
グダグダの運動会になったかもしれません。

タラレバの話をしても
仕方がないですが
こういう事例では
どっちが正しいとは
一概には判断できない
難しい問題といえます。

ただ、最近は思うのです。
そんなに行事って大事なのか?と。

いやいや、確かに大事は大事です。
でも、それは誰にとって大事かと言うと
子どもにとって、です。
親にとってではありません。
ましてや、先生にとってでは決してありません。

もちろん、それぞれの立場において
大事な行事ではありますが
やはり一番は子ども本人です。

今までは、先生として!親として!
どこかそういう意識で
行事を捉えていましたが
ようやく最近になって
その感覚が抜けた気がします。

感覚が抜けたから行事に参加しない
というわけではなく
子どもに来て欲しいと言われれば行くし
言われなくても、見たい時は勝手に行きます。

結局、表面的にはあまり変わらないのですが
なんとなく自分の中での感覚が
長男坊のときとは違うな~
と、今日の入学式で感じました。

まぁ、単純に2回目だから
慣れただけでしょ、とも言えますが(笑)

ただ、やはりどこかで
スコトーマが外れたような
感覚はあります。

今までは、行事単体を
重要視していたのに対し
コーチングを実践している今では
将来どうなるか
にスポットを当てています。

つまり、将来この子が
ゴールを持って生き生きと
過ごしてくれるようになれれば
極端な話、行事はどうでもいい
くらいの感じでいます。

もちろん、本人にとって
行事が大事だと思えば
全力で取り組んでもらいたいです。

ただ、行事の当事者でない僕は
そんなに必死にならなくても
良いんじゃないか、と気づきました。

暖かく見守るくらいの
ゆるーい感じでいいのかな、と。

元々、僕自身が
行事を主催する立場だったので
行事に対する思い入れが
人一倍強かったのだと思います。

行事はこうあるべきだ!
親は、こうあらねばならない!
子どもは行事を通して
大きく成長するはずだ!

ようやく
こういうスコトーマが外れたようです。